矯正歯科

きれいな歯並びは健康に繋がる

矯正治療を通じて歯並びやかみ合わせを改善できれば、バランスよく食べ物を噛めるようになり、口元の清潔感も高まります。また、見た目の美しさだけでなく、健康面に関しても大きな効果が期待できるのも矯正治療の特徴です。歯並びが整うことで磨き残しが減り、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。

Check Point

こんなお悩みは
ありませんか?

  • 歯並びが気になって上手く笑えない
  • 子どもの早いうちから歯並びを整えてあげたい
  • 食べ物をうまく噛み切れない
  • 矯正装置が目立つのが気になって治療を悩んでいる
  • 歯の間に食べかすなどが詰まりやすい
  • 口もとや横顔に自信を持ちたい
  • 口をよく開けている
  • 鼻がつまっていることが多い
  • 虫歯や歯肉炎によくなる
  • いびきをかきやすい

当院の矯正歯科のポイント

Point 01 矯正担当医による
専門的な診療

当院には矯正治療を専門に行っている担当医が在籍しております。
矯正治療に不安をお持ちの方も、専門的な知識を持った医師が丁寧にご案内いたしますので、安心して治療を始めていただけます。

Point 02 口腔機能向上の
指導・アドバイスを実施

正しい咀嚼・嚥下・呼吸が行われていないことが原因で歯並びが乱れてしまうことがあります。これは日常の癖などから引き起っていることがあり、そういった場合には矯正治療後に後戻りを誘発してしまうことにも繋がります。
矯正治療を効果的に進めていただくため、口腔機能向上のためのアドバイスなどにも力を入れています。

矯正治療の流れ

  • STEP01

    初診相談・カウンセリング

    初診時は口腔内の状況を簡単に把握し、治療の進め方や使用する矯正装置、費用の見込みや治療期間の予想など、矯正治療の概要についてご説明します。その上で、詳細な検査を希望される患者様には、別途今後のスケジュールをご案内いたします。

  • STEP02

    精密検査

    治療計画を作成するには、精密検査が重要です。お子様の口腔内の状態、顎の骨格、歯並びなどを徹底的に調べます。これには、顔貌や口腔内の写真撮影、さまざまな角度からのレントゲン撮影、型取りなども含みます。

  • STEP03

    診断

    精密検査の結果をもとに治療計画を作成し、ご提案します。
    また、ご要望や質問にも適切に対処してまいりますので、ご不明点がありましたら遠慮せずに何でもご相談ください。十分な情報提供を行い、最終的な治療計画を一緒に決定していきます。

  • STEP04

    治療開始

    症例に適した矯正装置を用いて、矯正治療を開始します。その後は定期的に通院していただきながら、1か月~2か月おきに矯正装置を調整し、治療計画どおりの進行をサポートいたします。

  • STEP05

    保定装置装着・観察

    矯正治療を通じて歯並びが整った後は、その維持のために保定装置を装着します。

矯正治療の症例

  • before

    Before

  • before

    After

主訴 前歯のがたがたが気になる
治療期間・回数 1年5ヶ月・15回
治療方法 マウスピース矯正(インビザライン)
費用 770,000円
リスク・副作用 症例によってはマウスピース矯正では対応できないことがある

大人の矯正

矯正治療は、歯や歯槽骨が健康であれば年齢に制限はありません。成人の場合は歯の生え変わりや顎の成長が完了しているため、いつでも始めることができます。元々歯周病が進行している場合は、矯正治療の前に歯周基本治療を行い、歯周状態が安定してから矯正治療に入ります。
矯正治療をすることで、見た目の改善はもちろん、虫歯や歯周病になりにくくなり、歯や歯茎の健康を維持しやすくなります。

大人になってから
矯正を始めるメリット

  • お口の病気リスクを下げる

    綺麗に並んだ歯は、ブラッシングがしやすく、歯間部のプラーク除去も容易になります。その結果、虫歯や歯周病のリスクを下げることができるのです。また、口臭の改善にもつながります。

  • 治療計画がずれにくい

    大人の矯正治療は、顎の成長が終了しているため、治療計画が立てやすいといったメリットがあります。子どもの場合、成長の個人差によって治療の進捗にばらつきが出ることがありますが、大人ではそのようなリスクが少ないのです。

  • 全身の健康に繋がる

    歯並びの改善は、全身の健康にもポジティブな影響を与えます。まず、咀嚼機能の向上です。きちんと噛めるようになることで、消化吸収がスムーズになり、栄養バランスの改善につながります。また、顎関節の負担が軽減されると、頭痛や肩こりなどの不定愁訴が改善する可能性も考えられます。

大人の矯正装置の種類

インビザライン

インビザラインは、透明なマウスピース型装置を使用する矯正治療法です。装置は3Dシミュレーションで得られたデータをもとにオーダーメイドで作製します。目立ちにくく、痛みが少なく、金属アレルギーのリスクがないことから、成人の方にも人気が高く、社会生活への影響を抑えながら歯並びの改善を図ることができます。

治療期間・回数
半年~3年/1~3ヶ月に一度
費用(税込)
400,000円~900,000円
  • Merit
    • 装置が透明で目立ちにくい。
    • 取り外しが可能なので清潔を保てる。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 1日に20時間以上装着が必要。
    • 症例によっては治療困難な場合がある。

表側ワイヤー矯正
(セラミックブラケット)

ワイヤー矯正は、一般的な矯正治療法の一つです。歯の表面にブラケットと呼ばれる装置(当院ではセラミックブラケットを使用)を取り付け、その間に通したワイヤーの弾性を利用して、歯を少しずつ動かしていきます。ワイヤー矯正の特徴は、強い矯正力により歯をさまざまな位置に動かせることです。複雑な歯列不正や顎の位置関係の改善に適しています。ただし、装着・調整直後は痛みが生じやすいことがデメリットとして挙げられます。

治療期間・回数
1~3年/1ヶ月に一度
費用(税込)
770,000円~880,000円
  • Merit
    • 細かい歯列の調整がしやすい。
    • セラミックブラケットなので、装置が比較的目立ちにくい。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • ブラケット周りの清掃が難しく虫歯や歯周病のリスクが高くなる。
    • マウスピースに比べると装置が目立つ、口内炎ができやすい。

子どもの矯正

顎の骨や筋肉の成長を利用して、顎の発育をサポートすることを目的としています。一般的に、永久歯が生え揃う6歳から12歳頃が対象です。
子どもの矯正には、歯がまっすぐ並ぶように顎のスペースを広げたり、歯が自然に生えるように誘導したりするなど、さまざまな治療法があります。お子様の口腔内の状態や成長段階に合わせて、適切な方法をご提案いたします。

子どものうちから
矯正を始めるメリット

  • 成長をコントロールできる

    子どもの頃から矯正治療を始めるメリットは計り知れません。なぜなら成長期の顎の発達を上手にコントロールできるからです。上顎が狭い、下顎が小さいなどの問題は、この時期の矯正でスムーズに改善できます。

  • 悪習慣を改善できる

    指しゃぶりや舌癖、口呼吸などの悪習慣は、子どもの歯並びや顎の発達に大きな影響を及ぼします。上顎が狭くなったり、前歯が出っ歯になったりと、将来的な不正咬合のリスクが高まるのです。
    小児矯正では、こうした悪習慣を断ち切るために舌の位置を正しく保つ練習や、口を閉じて鼻呼吸をする練習なども取り入れていきます。

  • 永久歯の抜歯を避けられる

    永久歯が生えそろう前の小児期は、歯列の発達にとって重要な時期です。この時期に適切な矯正治療を行えば、永久歯のための十分なスペースを確保し、抜歯を回避できる可能性が高まります。とくに、上顎の拡大や下顎の前方誘導は、早期介入の効果が期待できる治療法です。

子どもの矯正装置の種類

精密検査の結果に基づき、必要な装置を選択します。装置の一例を紹介します。

拡大床

拡大床は、お子様の歯列を広げる取り外し可能な装置です。上顎に装着したプレートを1週間ごとにネジで調整し、段階的に歯列を拡大していきます。食事や歯磨き時は外せるため衛生的ですが、効果を得るには1日20時間以上の装着が必要です。
ひとつの装置は約3ヶ月半で交換となり、全体の治療期間は、お子様の状態により1年半から3年ほどかかります。また状況によっては、拡大床での治療後、別の矯正装置へ移行する場合もございます。

治療期間・回数
2~3年/24~36回
費用(税込)
440,000円~550,000円
  • Merit
    • 治療の痛みが少ない。
    • 取り外しが可能なので清潔を保てる。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 1日の中で一定時間装着しないと効果が出ない。
    • 適応できる症例が限られる。

固定式拡大装置

思春期前のお子様に適した治療法です。上顎骨の成長が活発な時期に、口の中央部分の骨の隙間を利用して歯列を広げます。装置の作用により、新しい骨の形成を促しながら、拡大していきます。装置を使用する期間は3ヶ月~半年程度が一般的です。装置は取り外しができませんが、短期間で効率的な拡大が可能です。ただし、装置周囲の清掃には特別な注意を払う必要があり、専用の歯ブラシやデンタルフロスを使用した丁寧なケアが欠かせません。

治療期間・回数
2~3年/24~36回
費用(税込)
440,000円~550,000円
  • Merit
    • 永久歯が生えそろう前にスペースを確保できる。
    • 鼻呼吸がしやすい環境を作れる。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 1日に決められた回数ねじを回す必要がある。
    • 慣れるまで話しづらい、食事がしづらい。
    • 歯磨きがしづらい。

プレオルソ

幼児期から小学校中学年頃までの成長期に適したマウスピース型装置です。口唇や頬、舌などの口の周りの筋肉を適切な位置に導き、自然な発達を促します。歯を強制的に動かすのではなく、筋肉の働きを利用するため、お子様への負担が少なく、話すことや呼吸への影響も最小限です。早期に開始することで、将来的な歯並びの乱れを防ぎ、正しい口腔機能の発達を促します。

治療期間・回数
2~3年/24~36回
費用(税込)
440,000円~550,000円
  • Merit
    • 治療の痛みが少ない。
    • 取り外しが可能なので清潔を保てる。
    • 呼吸や嚥下など口腔機能を高められる。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 1日の中で一定時間装着しないと効果が出ない。
    • 効果に個人差がある。

表側ワイヤー矯正

一般的な矯正方法として知られています。歯の表面に接着する小さな装置(ブラケット)と、ワイヤーを組み合わせるのが特徴です。複雑な歯の移動や回転にも対応でき、深刻な歯並びの乱れも改善できます。装置の素材は、白色のセラミックや透明な樹脂など、見た目に配慮したタイプを選択できます。定期的な調整により、理想的な歯並びへと段階的に導いていきます。

治療期間・回数
2~3年/24~36回
費用(税込)
440,000円~550,000円
  • Merit
    • 細かい歯列の調整がしやすい。
    • セラミックブラケットなので、装置が比較的目立ちにくい。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 装置に違和感を覚えやすい。口内炎ができやすい。
    • 歯磨きがしづらい。

インビザライン・ファースト

混合歯列期(乳歯と永久歯の生え変わり時期)に特化した透明なマウスピースです。顎の成長に合わせて歯を移動させる方法です。顎を装置全体で包み込み、歯列の拡大と歯の移動を同時に行えます。装置は定期的に交換し、段階的に理想的な歯並びへ導きます。取り外しが可能で、学校生活への支障も少なめです。またいつも通り歯磨きができるので、治療中の虫歯予防にも効果的です。見た目を気にせず矯正治療を受けられることも大きな利点となります。

治療期間・回数
1年半~2年/1~3ヶ月に一度
費用(税込)
500,000円~600,000円
  • Merit
    • 装置が透明で目立ちにくい。
    • 取り外しが可能なので清潔を保てる。
    • 薄くて柔らかい素材なので遊びやスポーツのときも安心。
    • 口の中をスキャンして装置を作製するため、従来の型取りが必要ない。
  • Demerit
    • 保険が適用できないため自費診療となる。
    • 適用できる症例、期間が限られる。
    • 装置の自己管理が必要になる。
    • 紛失や破損のリスクがある。
    • 長時間使用しないと効果が出ない。